2002卒
 高野　智代さん

かけがえのない友人と出会えた場所

　2002年に卒業した、高野智代と申します。私にとって臼杵高校は、かけがえのない友人と出会えた場所です。
私は現在都内で、病院コンサルタント・病院建築の仕事をしています。病院構想から経営運営・建築と、病院づくりの全てに携わっています。長年の目標を叶えることができたのは、高校時代からの友人の存在があったからです。
　私は当時、反抗期真只中。底知れぬ不安を抱え虚勢を張る私を、先生方は温かく見守って下さいました。個性豊かで尊重し合える友人と出会うことができ、幸運でした。
　高校卒業後は建築系の大学へ進学し、バックパックや海外ボランティア等様々な出会いと経験を重ねました。そんな中、医療福祉建築のスペシャリストになる夢が芽生えました。遠回りになっても、現場で経験を積み知見を深めたいと考え、日本庭園作庭に従事した後看護学校で学び直しました。救命ICU看護師の経験を経て、建築と医療の知見を備え、目標実現に至りました。
紆余曲折ありながらも諦めず乗り越えて来られたのは、どんな時も味方でいてくれた、高校時代からの友人がいたからです。家族以外で、自分を認めてくれる存在がどれほど心強いか。そんな友人と出会うことができた臼杵高校に、心から感謝しています。
　学生時代、あんなに出たかった地元も、今はとても愛しく大切な場所です。あの場所や出会いがあったから、今もこうして頑張れると思います。これから、臼杵高校に縁のある皆様とどこかでお会いできる日を楽しみにしております。