会員リレートーク

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会員リレートーク⑧

 2003卒
 太田 浩子さん

現在臼杵市でデザイン・アートを生業としながら、3人の子どもの母親をしています。

両親、親戚、周りの大人はみんな臼杵高校出身だったのと、当時は高校を市外に通うという考えもあまり流通していなかったので、当然のように私も臼杵高校へ入学しました。

いざ入学してみると、他の生徒たちの勤勉さや、大学進学への志、また夢を語る先輩方に出会い、自分も半端な気持ちではいられないわ、と感じながら過ごせたことは、恵だったなあと思います。

先生方の個性もまた、大人への興味、好奇心をそそり、一体この人たちはどんな経緯を経てここにいるのか、と、授業中や課外での会話を楽しんでいました。職員室で、新しいMacが出たので、ボーナスで買ったのだ、高かったがその価値はあった!という先生に、その買ったばかりのパソコンで絵を描かせいていただいたこと、今でも覚えています。そんな自分が今は同じパソコンで絵を描くことを生業にしたのだと、伝えられる機会があれば、伝えたいです。

美術部だったわたしにとって、美術室は特別な場所でした。そこでの出会いはわたしのそれからの人生にとって貴重なものとなりました。美大を目指す先輩や、考え方の柔らかく、熱い気持ちを持つ先生。自分と向き合い、哲学をする友人仲間や、全く関係のない部活動の友達も集い、いつも面白おかしく、バカなこと、真面目なことなど、いろいろを語っていました。とてもクリエイティブな時間だったし、あの頃のわたしたちにとっては自由に思いを共有できる場所だったなあと思います。

進学校でありながら、そういった個性を伸ばせる場所が、私にとっての臼杵高校だったかなあと思います。文武両道、という言葉が、本当にぴったりで、真面目で不真面目、柔らかな頭で頑なに、みな生活していたなあと。

卒業後はイギリスへ美術留学をしました。先生たちからいろいろと心配していただきながらも、無事生きて戻ってきました。「若林は、宿題を出さんか!」といつも叱ってくれていた数学のA先生に、「だってわたし、数学いらんのやもん」と、悪態をついたこと、機会があれば謝りたいです。すべて、いい思い出です。


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