同窓会事務局からのお知らせ

遥碧会総会会長挨拶
2020年10月13日 11時09分

 皆様こんにちは。

 平素より、会員の皆様、大学や関係施設の皆様には多大なご支援を賜り、この遥碧会を

運営することができておりますこと、この場をお借りしまして深く感謝を申し上げます。

 2年ぶりの遥碧会総会開催を予定しておりましたが、今年初めから世界的に多くの被害を

出し、今もなお猛威をふるっておりますコロナウイルス感染症により、役員で慎重に開催を

検討した結果、今年度は中止させて頂くこととしました。社会情勢を見極めながら直前まで

検討を重ね、総会中止、ホームページ上での総会開催のご報告が遅くなりました事を、

心よりお詫び申し上げます。

 

 豪雨や台風など甚大な自然災害が発生し、コロナウイルス感染症による感染防止対策を

とる不自由な生活の中で、会員の皆様をはじめご親戚縁者にも被災された方々が多く

いらっしゃるかと思います。被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。

開催されるはずだった2020年東京オリンピックも延期となり、社会情勢は混沌とする中、

日本赤十字社、赤十字医療施設は、災害発生時には様々な支援と救護班の派遣を粛々と行い、

救護活動が展開されております。東日本大震災からは約10年、赤十字組織は、いかなる状況

でも変わらず迅速な対応、行動を起こしていることは、素晴らしいものだと深く感銘を受ける

とともに同じ赤十字の一員として誇らしく思っております。大規模自然災害が続く中、

これまで以上に災害に対する平時の備えが必要であり、我々赤十字看護師の役割は大きなもの

があると感じております。私も微力ではありますが、赤十字人として皆様とともに活動に貢献

していきたいと思っております。

 

 今回の総会中止の様に、コロナウイルス感染症の影響は日常生活や業務に大きな影響を

与えていることは言うまでもありません。厳しい面会制限による家族と会えない孤独感、

感染症対策により入院手術等の治療が制限され原疾患の治療が滞ってしまうことに不安感

を持つ患者も少なくなく、患者家族には感染による身体的影響だけではない様々な影響が

あります。しかし、患者家族へ提供する看護の力を低下させることなく、これまでと同様に

安心した療養生活を送るための援助をいかにして継続していくかを考え実践していくことは、

我々の使命であると思います。患者家族の意思決定支援、希望に沿った療養環境の提供と、

看護に求められるものは大きく、役割は重要なものとなっています。インターネット環境の

普及や通信機器の発達は医療や看護にとっても大きな力であり、それらのツールを最大限に

活用して看護を工夫して実践していくことが必要です。今我々にできる事を可能な限り考え、

実践し、患者家族のニードを満たしていきたいと強く感じております。

 

 厳しい状況でご苦労は多いかと思います。このような状況を乗り切るためにも、今後は

皆様の知恵を拝借しお互いに情報を共有でき、臨床の看護実践の発展に貢献できる会と

なればという期待もございます。一堂に会して意見交換できる機会を設けることが難しい中で、

遥碧会ホームページもぜひ活用頂き、皆様の知恵をご教授頂ければと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 冒頭でもお伝え致しましたが、総会の議事検討内容をホームページでご報告させて頂いて

おります。お顔を合わせてご意見を伺うことができませんが、報告内容に対するご意見、

ご助言はメール、または事務局へご連絡頂けましたら幸いです。

 

 最後となりますが、大学、遥碧会と会員の皆様の、今後の益々のご発展とご多幸、また

お会いできる日を願いまして、挨拶とさせてきます。くれぐれもお身体にはご自愛頂き、

共にこの困難な状況を乗り超えましょう。

令和2年10月12日
池田尚大

                                               

 

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