野球部の歴史(文責：藏本(東谷）一也（高２５）

今年の夏の大会予選は、１５年ぶりのベスト１６進出でした、ベスト８をかけての報徳戦は、双方ヒット５本づつで善戦しましたが、力尽き惜しくも１：６で敗戦。

今年度は夏の高校野球１００年記念ということで、兵庫県では、第一回大会から参加７校のうち現存している５校（神戸、兵庫、神戸商、関学、伊丹）が開会式で記念旗を持ち行進しました。我が校は創部１１３年、その朝日新聞主催「夏の大会」までの１３年間があまり知られていませんので、後輩に伝統ある輝かしい歴史を引き継ぐために、以下に記します。

創部は明治３５年６月１９日、明治３７年に御影師範と初試合を行い敗戦。その後明治４０年には強豪関学中に初勝利など、対外試合を重ね、１００年前の大正４年に全国大会が始まるのですが、朝日新聞がこの大会を美津濃株式会社から開催の権利を譲りうける前に「関西学生連合野球大会」が新装の豊中グラウンドで行われており、大正２年の第１回大会から参加し、平安中や大阪商業と対戦したという歴史があります。すなわち、創部１０年くらいは、練習試合への移動も大変な時代なので阪神間で対外試合を重ね、朝日新聞主催現在の夏の大会よりも古い大会（豊中球場）に、兵庫代表のような形で第一回大会から参加していました。新聞各社はもっと古い歴史を知ってほしいこととそれらを正しく報道すべきであります。

今年、我が校は全国で５５校の「スーパーグローバルハイスクール」に選出されています。これは素晴らしい快挙であり、ＯＢはこれらのことを誇りにさらに母校への応援をお願いします。