会長挨拶/HPに寄せて

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ご挨拶

産業医科大学医学部同窓会長
宮本 俊明(7回生) 
日本製鉄(株)東日本製鉄所 統括産業医

 同窓会の皆さん、このたび、前会長の土肥誠太郎先生の後任として、2021年度(令和3年度)より同窓会会長を務めることになりました7回生の宮本です。
 これまで大和浩会長時代の2010年から土肥会長時代にかけて副会長を拝命して参りましたが、1回生から7回生に移行となり、ご存じない方もおられると思いますので、簡単に自己紹介をさせて頂きます。私は7回生として1990年に卒業後、卒後修練課程を経ずに新日本製鐵(当時)に就職し、そこから千葉労災病院に研修派遣に出してもらい、1993年7月から君津製鐵所の専属産業医に着任して以来、転勤もなく28年間ずっと同じ場所にいる(事業場名と職掌範囲に多少の変更はありましたが)という珍しい存在です。非常勤助手としては就職後に環境疫学教室に所属し、産業医実務研修センターに異動して現在は産業衛生教授を拝命しています。
 これまでも度々同窓会誌「赤煉瓦」の座談会などに登場させて頂きましたが、医学部同窓会「龍ヶ池会」からもご支援を受けている産業医学推進研究会(産推研)の会長職を2005年の秋から2019年秋まで務めておりました。この間、医学部同窓会への活動としては、開学30周年記念事業の際(2008年12月)に、急に校章が変更されかけた時期があり、同窓会の皆様に緊急アンケートを取らせて頂き、大学側と交渉して、校章は変えずビジネスロゴとして新しいマークを用いることで決着を見たことが思い出されます。また、2011年の東日本大震災の際には福島原発事故対応への協力を即座に申し出て、卒業生を含めた全学的な対応にできたことも思い出されます。これらのほか2018年の40周年記念事業での寄付金や、2020年のコロナ禍での困窮学生への緊急支援対応などを通じて、医学部同窓会の皆様の母校愛を強く感じている次第です。
 ここで、医学部同窓会長の歴史を紐解くと、1984年~長家 尚先生(1回生)、1987年~香山不二雄先生(1回生)、1997年~塚本浩二先生(1回生)、2000年~土肥誠太郎先生(1回生)、2005年~藤代一也先生(3回生)、2009年~大和 浩先生(3回生)、2015年~土肥誠太郎先生(1回生)と、偉大な初期卒業生の先生方で繋げられており、小職のような浅学菲才で産業保健しか知らない者が担わせて頂くのは大変に荷が重いと感じるところです。しかし幸いなことに、土肥前会長が大和元会長とともに副会長としてご支援をして頂けることになり、諌山副会長、長井副会長、西副会長もご留任頂けますので、安定した同窓会活動が継続できると考えており、皆様のご支援を受けながら同窓会長として頑張って参る所存です。
 現在の同窓会活動の中心は、同窓会ホームページ(https://www.bikita.jp/class/?cl=f5bac0)や同窓会メーリングリスト(ramazzini)による情報発信、同窓生のデータベース更新とその活用、年1回の同窓会誌「赤煉瓦」の発行、産業医推進研究会・アリスの会・将来を熱く語る会・労働衛生機関ネットワーク研究会・産業保健の実務に関する研究会・多摩さんぽの会・職域多施設疫学研究会・けんさん会・労働衛生教育スキルUP研究会などの同窓生が中心となって運営する研究会への助成事業が中心です。また、ドクター総合保障制度の仲介事業も行っています。これらの事業は、同窓会の基幹事業として、今後も適切に運営して参ります。なお、医学部同窓会事務局は産業生態科学研究所東棟の4階にあり、開学40周年事業で整備した卒業生ラウンジの隣にあります。このラウンジはWi-Fiが使え、飲み物があり、テレワークオフィスとしても使えますので、ぜひ一度見に来てください。
 母校産業医科大学は、昭和53年(1978年)の開学以来、今年で創立43年を迎え、医学部同窓会員は学生も含まれるため会員数は4,000人を超えています。産業医学・産業保健そして医療分野の人材の育成とともに、働く人の健康を守る基礎ならびに応用分野の研究を担う日本を代表する機関であり、産業医科大学病院は高次機能病院として現在も発展を続け地域医療の中核を担っています。皆様の記憶にある「蝮山」は整地され現在は急性期病棟が建設されているところです。医学部同窓会としては、母校産業医科大学が50周年に向けてさらなる発展を遂げるために、何ができるかを考える時期でもあります。
 皆様からの同窓会へのご要望、ご意見をいただき、同窓会が同窓生のみなさんと母校産業医科大学にどのような貢献ができるかを考え、同窓会活動の発展に活かしていきたいと考えております。皆様のご協力とご支援を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。


非公開(準備中)です。

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