会長挨拶/HPに寄せて

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同窓会長 新年度ごあいさつ

 同窓会諸兄におかれましては、ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 昨年11月20日に母校は「創立85周年」を迎え、記念事業を行いました。
なかでも、昭和20年5月10日、現在のENEOS㈱麻里布製油所での学校動員中に米軍空爆で7名の先輩が亡くなられたことから、建立された慰霊碑を55年ぶりに補修し、生徒会主導で「慰霊祭」も行われました。生徒代表あいさつでは、『今の平和な世界を作るために亡くなられた方々に敬意の念』を表しました。

 また、8月に開催されたパリオリンピックには、ハンドボールで岡本大亮(H25)選手、徳田新之介(H26)選手 、フェンシングで加納虹輝(H28)選手が出場し、加納虹輝選手は、フェンシングエペ『個人金メダル、団体で銀メダル』を獲得し、日本中に岩国工業高校の名を轟かせました。

 更に11月には、吉原楽人(R7)さんが、「ものづくり旋盤の部」で『日本一』の成績に輝き、文武両道を実践しております。

 また、地元企業有志の方々から、『全国大会使用旋盤など』の工作機械を寄贈して頂き、地元工業高校として地域への貢献も期待されています。地元岩国に「根を生やし、子供を育て」地元のために頑張っていきたいと思います。

 全国1700余名の卒業生の皆様、今後ともご支援ご協力よろしくお願いいたします。


同窓会長
菊川 尊樹(S49)


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校長より −同窓会のみなさまへ−

同窓会のみなさまには、平素より、本校教育への深い御理解と多大なる御支援を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。
3月に卒業した生徒は、就職・進学ともにすべての者が進路を決定して新たな道での歩みを進めています。また、4月より137名の1年生を迎え、現在の生徒数は、433名となりました。生徒たちは、これまで特に大きな問題もなく元気に学校生活を送ってくれています。
さて、昨年開催されたパリ五輪での本校OBの活躍は目覚ましいものがありました。フェンシング男子エペ個人に出場した加納虹輝選手は東京五輪の団体優勝につづき、金メダルを獲得されました。そして、男子ハンドボール種目では、徳田選手や岡本選手がともに代表入りされ、パリ五輪に出場されました。生徒は、OBの方の活躍に「夢をあきらめず、努力を継続していくことで夢は叶う」ということを学んでくれたと思います。
一方で、科学研修部の吉原楽人君が岩手県で開催された第24回ものづくりコンテスト全国大会旋盤の部に出場して、圧倒的な成績で優勝し、経済産業大臣賞を受賞しました。そのおかげもあって、本年度、若年者ものづくり競技大会に中国地区を代表して、本校の生徒が出場いたします。
また、3月24日にSDGs QUEST みらい甲子園山口県大会の審査結果が発表され、本校の「車椅子で渡り隊」が、「錦帯橋バリアフリー化 ~車いすで錦帯橋を渡ろうプロジェクト~」のテーマで、アクションアイデア最優秀賞を受賞しました。山口県の高校が29チームエントリーして、その中からファイナリストとなり、最優秀賞を受賞したことは大変価値のあるものであり、本校は山口県の高校を代表として大阪万博に招待され、10月8日に万博で研究の成果を発表することとなっています。
本年度に入って、5月9日に本校の生徒会が主催して慰霊祭を実施しました。慰霊祭は本来ならば5月10日に実施する予定でしたが、10日がPTA総会であったため、本年度は前日での開催となりました。当日は悪天候の中、菊川会長様をはじめ多くの同窓会役員のみなさまに御臨席を賜り、多くのメディアの取材もあり無事に終えることができました。
部活動については、各部ともよく頑張っています。硬式野球部が山口県高校野球春季大会ベスト8に入り、ハンドボール部とフェンシング部は6月に行われた山口県高等学校総合体育大会で見事優勝しました。ハンドボール部は岡山県総社市で、フェンシング部は島根県安来市でそれぞれ開催される全国高校総体への出場を決めています。さらに科学研修部は6月7日に開催された高校生ものづくりコンテスト旋盤作業部門第20回山口県大会に出場して優勝、第3位に入賞しました。優勝した三浦正義君は中国大会への出場を決めています。
本校では、スクール・ミッションとして「工業技術の進展への的確な対応をめざした実践的・体験的な教育活動や、地域の関係機関や地元企業等と連携・協働したものづくり、資格取得等に関する教育活動などを通して、高度な専門性や探究心、自ら気付き考え行動できる力をもち、産業の持続的な発展を担う人材を育成します。」を示し、その実現に向けて、すべての教職員が一体となって日々の教育活動に取り組んでいます。「責任・協調・創造」の校訓の下、具体化されたスクール・ミッションを生徒・保護者、教職員、地域の方々等が共有することで、それぞれが同じ方向に向かって取り組んでいくことができるようにする拠り所としながら、同窓会のみなさまとも手を取り合い、岩工のさらなる成長につなげていきたいと考えています。引き続き、同窓会のみなさまの一層の御理解・御指導を賜りますよう、お願いいたします。
最後に、岩工同窓会の益々の御発展と、会員のみなさまの御健勝・御多幸をお祈りし、御挨拶といたします。


校長 小田村 晃

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